大阪フィル 第394回定期演奏会「トスカ」

昨日の話になりますが,大阪福島のシンフォニーホールに行ってきました.
大阪フィルハーモニー交響楽団の第394回定期演奏会.
昨年に引き続き12月の定期演奏会の曲目はオペラとなりました.

プッチーニ「トスカ」.

指揮は大阪フィルの顔となりました大植英次さん.
前回大植さんを見た時は,「なんだか少し沈んだ感じだねぇ」と
嫁さんと話をしていたのですが,今回の大植さんは出てきた時から
輝いて見えました.
指揮もとてもはきはきとした感じの指揮で,元気な印象を受けました.

それから,オペラは歌詞が解らなかったら本当に眠い感じになるのですが,
字幕スーパーがでるんですね.素人の僕でもわかりやすくとても親切です.
何せ,クラシック音楽というのはどうも敷居が高く感じてしまうので,
こういうサービスというか心遣いはとてもありがたく感じます.

さて,オペラなのですが今回のストーリーはとても暗い話でした.
この暗くてどろどろとした人間の心を歌い上げたのは,
トスカ役・横山恵子さん(ソプラノ)とカヴァラドッシ役・福井敬さん(テノール),
そして悪役のスカルピア役・福島明也さん.
福井さんは,昨年の「サムソンとデリラ」でも,
ものすごい迫力ある歌声を聴いていたのですが,
今回の演奏会でもその歌声はとてもすごかったです.
横山さんのソプラノは,ステージの一番奥から僕が座っていた後ろの席まで
声の音圧がバンバン響いてくる感じがして,これまたすごかったです.
そして,悪役の福島さんも,悪役ぶりを見事に歌い上げていて
その憎たらしさといったら何とも言いようがありませんでした.

今回の演奏会,オペラですので歌が中心の部分もあるのですが
昨年のサムソンとデリラよりもオーケストラが聴かせる部分も多々ありました.
今回とても気持ちよくなったのはセロの演奏.
セロの音がとても清々しく響きあい,ホールの張りつめた空気を
柔らかく包み込むように感じたんです.
その空気感を味わえただけでも,今回のコンサートに来た甲斐があったと思います.

大植さんの指揮するオペラはこれからチャレンジという感じがしました.
ますます深みを増していく,成長する大フィル&大植さんを見ていきたいと思います.
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by ryuma75 | 2005-12-10 23:42 | Music