フランス映画=「コーラス」
2005年 09月 19日
「コーラス」というフランス映画を見ました.
フランス映画というと,印象としては何となく文学的なイメージが強いのですが,
この映画も,そういう印象が強かったです.
時は,1949年フランス.
ある失業中の音楽教師が「池の底」といわれる寄宿舎に雇われて,
子供などと格闘するストーリーなんです.
寄宿舎と言っても,悪ガキや孤児などが預けられる
今の日本で言うなら自立支援施設みたいな感じでしょうか.
「コーラス」という題名から想像できるように,子供達のコーラスが出てきます.
それは,この音楽教師と子供との格闘の中での産物.
心の中がくすんでしまっている子供を,音楽を通して本来の明るさに
導き出していく感じがあります.
中心人物となる男の子は,これまたとてもきれいな声の持ち主.
うっとりしてしまう感じがあります.
また演技もこれまた上手で,その後売れっ子になったみたいですね.
最後にこの音楽教師は校長ともめてクビになります.
クビになってから,寄宿舎の地を離れるバス停でのラストシーンが
何ともかわいらしくて良い感じです.
秋のこの時期,しっとりとした映画としてはお薦めなのではないでしょうか.
<参考リンク>コーラス公式ホームページ
by ryuma75
| 2005-09-19 20:57
| Movie & Stage