大フィル=第391回定期演奏会

昨晩,大阪福島のシンフォニーホールで行われた大フィルの
定期演奏会に嫁さんと二人して行ってきました.

今回の曲目はマーラーの交響曲第3番.
指揮はもちろん今や大フィルの顔の大植英次さん.
会場は定期演奏会を聞きに行くようになってから初めて見た,超満員.
直前に雷雨を伴った夕立があったので,
開演間際にぎゅっと人が詰まった感じの雰囲気がありました.

ところで,クラシックは余り詳しくないので,マーラーと言われても
どんな曲なのか全く想像も付かず,全くどんな感じなのかと思いながら
演奏を聴きました.
なんせ,定期演奏会に通い出してからも,余り作曲家や交響曲に詳しくなく,
せいぜい知っているのはそれこそベートーベンやブルックナーくらいのモンですから.
マーラーとは一体どんな交響曲を作ったのかということに興味を持って
聞きに行ってきました.





率直な感想を言いますと,今まで聞いたことがないタイプのものでした.
まず,詳しくない僕が交響曲という言葉からイメージするのは
荘厳な音楽で,楽章が4つになっていてそれぞれ主題的なメロディーラインがあって,
という感じ.
しかし,このマーラーの交響曲第3番は,楽章が6つもあるんですね.

しかも途中で女性独唱と合唱が入っていたりします.
合唱は子供の(といっても高校生くらいの子供達でしたが)若さのある合唱と
熟年の合唱団とがそれぞれ持ち味のある合唱をしていました.
しかしながら,昨日出演していた独唱の女性オペラ歌手の歌声の美しさには
凄くビックリしました.
大きなホールに響き渡る透明感のある歌声に魅了されました.

さらにこの曲,それぞれの楽器の独奏も多いのですね.
それぞれの演奏者が頑張っているというのも伝わってきます.
しかし昨日は,弦楽器の美しさにもうっとりしました.
小さな音を何小節も引き続けなければならない部分が合ったのですが,
小さい音でありながら確実に張りのある音が広がって,聞き惚れてしまいました.
しかも,大きな音で勢いよく演奏する場面でも,あたかも歌っているかのように
聞こえてくるんです.
「楽器が鳴る」という感じではなくて,まさしく「楽器が歌う」という感じでした.

また,各楽章の終わり,音が一斉に消えていく瞬間というのが
独特の空気感を持っていて,吸い込まれるというか何というか
空気のふるえがまさに止まる感覚というのを肌で感じたような気がします.

少し気になったのは,指揮の大植さんが明るくなかったこと.
指揮をしている途中でこっちをよく見てというような感じの指揮をしていたこと.
いつものように体を大きく揺らし,全身で指揮をしているにもかかわらず,
今ひとつ切れがない感じがしたこと.
そういう部分が,これまで3回ほど大植さんが指揮をした演奏とは
違うと感じたことなんです.
座った席が毎回違うので,そういうこともあって演奏も違って聞こえるのかもしれませんが
何となく,「 ? 」がつく感じがしました.

嫁さんと話をしても,同じようなことを行っていたので,
もしかしたら,僕の勘違いではないかもとも思いました.

演奏終了後の拍手はとても凄く大きく暖かさを持った拍手でした.
この拍手の意味合いは「お帰りなさい」という感じのものと
「良い演奏だったよ」という感謝の拍手と
「これからも良い演奏を聞かせてくれよ」という励ましの感じのものが
入り組んでいるように聞こえました.

次の演奏会,本当に期待したいです.
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by ryuma75 | 2005-09-10 20:44 | Music