身近な国際交流

我が職場には,今カナダから来ているエンジニアがいます.結構いろいろと仕事場の人と打ち解けて話をしています.僕自身もちょっとした隙間時間や休憩時間などに色々と話をしたりします.

とは言っても,向こうはは日本語が片言,こちらはこちらで英語は学校で勉強した程度の片言.なかなか言葉が通じないもどかしさをお互いに感じながら話をします.しかしながら,話が通じたときの快感というのはすごいモンです.とても気持ちが高揚します.結構熱心に話をするときなどは,たまたま終業時間などのタイミングで話しかけられたときなど1時間くらいお互いの片言で話をしています.

それにしても,最近かじることがあるのですが,今の日本人全体の中で理系の人はどれくらいいるのでしょう?僕自身は理系の大学に進み,理系の仕事にありつけていますので,考え方や思考などは結構理系よりであるとは思うのです.ところが,この理系思考というのはなかなか普通の世間一般では通じない場合が多かったりするんですよね.我が職場でも90%は文系が占めています.カナダから来ているエンジニアは,話をしているとやっぱり理系のセンスを感じます.

たとえば先日山陽新幹線で故障騒ぎがありましたが,新聞などを見ているとまるで安全神話が崩れたかのようなたたき方をしているわけです.理系の人間なら,「機械には完璧などあり得ない」と言うことは十分知っているはずです.なぜならば,道具というものはメンテナンスをしていても過酷な条件で利用している限り,必ず疲弊し具合が悪くなるモンです.具合の悪いところが出てきたら,その原因から弱点をどんどんつぶしていき,より精度の高いものができあがっていくわけで,トラブルが発生して当たり前だと思うのです.そういう意味では,確かに人名もかかっている乗り物なのでトラブルは大きく書かれたりするのも致し方ないかもしれませんが,ちょっと責任問題であったり騒ぎすぎではないかと思います.

日本の国力の大切なところは,やはり技術力だと思います.しかしながらこの技術力というのは一長一短では育ちません.技術力を支える理系思考がもう少し世間一般に広がればいいなぁと思うのですが,なかなか理解してもらいにくい部分が多々あり,広がりにくい土壌ができあがってしまっていると思います.カナダ人のエンジニアと話をしているときに感じるものは,結局理系思考のシンプルさから出てくる合理性なのかもしれません.そういう観点からすると,技術者の持っているものは世界共通なんだなぁということです.
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