やっぱり売れていなかったのかな?

 二玄社という出版社からNAVIという車に関する雑誌が売り出されています.僕が学生時代の頃,書店で立ち読みをしたときに「なんて歯に衣着せぬことを書いている雑誌だ」と思い,一気にファンになった雑誌です.

 そのNAVIがいよいよ休刊になるとのこと.そのことを知ったのは,これもたまたま書店でNAVIを立ち読みしたとき.先月号で,編集長が交代するということと,紙面を刷新するということが予告されていたので,気になっていたのでぱっと立ち読みをしてみたら,本当に衝撃的な内容でびっくり.

NAVI ( ナビ ) 2010年 03月号 [雑誌]

ニ玄社



 でも,致し方ないかなぁと思うんです.スポンサーをもらいながら歯に衣着せぬことをばんばんと書いていたNAVIは,今は面影もない感じがします.僕自身も10年くらいは毎月発売日に購入していたんですが,ここ5〜6年は,立ち読みをしておもしろい記事があったときだけ購入するというスタンスに変わりましたから.

 端的に言うと,やっぱり中身におもしろみがなくなったということでしょうか.僕自身はそう思います.
 NAVIは自動車という視点を通していろいろな文化を切ってきたような気がします.そこが単なる車雑誌と違うところ.そこには必ず人間くささというものが存在していたはずです.だから僕も大好きで,人気のあった連載「10年10万キロストーリー」などが,紙面のリニューアルで終わったり復活したりと,NAVIに求められてるものを編集部自体が読者に対して訴えかける力の弱まりをどんどん出してしまったのかもしれません.

 こんなにいい雑誌はないんだけれど,この内容はWEBで十分という感じもあります.実際,歯に衣着せぬ評論はWEB CGで続いていますから.これから質のよい記事はWEBで見る時代なのかもしれません.そういう意味では,どんどん新しい方向へと発展していってもらえればと期待せずにはいられません.

 ということで,一つの時代が終わるまさにその象徴的なことのように思えてしまいます.
[PR]