坂の上の雲のエンドロール

 坂の上の雲,2話目ながら見ることにしました.テレビをNHKのチャンネルに合わせていると,ひたすらにコマーシャルが流れていたし,書店でも坂の上の雲の特集コーナーや,司馬遼太郎さんのフェアーなどがあったりと,盛り上がっている感じもあったので,注視していなくても視界に入ってきていたからです.

 つくりは壮大感かつ細やかなつくりがとても気に入りました.役者さんの演じる姿は,とても迫力がありました.今の日本の中堅クラスで実力のある役者さんがぞろぞろと出ていて,それもまたグイグイと引き込まれるものでした.阿部寛,本木雅弘,香川照之の男優陣はかなりの個性派ではあるものの,それがまた味のあるところを出しています.女優陣も松たか子,菅野美穂といった所は日本人の素朴さをしっかりと出しているように思います.

 そんな感じで,グイグイ引かれながら見た1時間半.エンドロールを見てはっとしました.

 脚本が「野沢尚」

 何だかなぁと思ってしまいました.本当に才能のある人は孤独と戦っているのでしょう.人生の結末を色々な作品で表現してきた人なだけに,自分自身の人生の幕切れをああいった形でひいてしまった事に対して,何とも言い表しようがありません.

 人間,「寿命を全うしてなんぼ」と思うだけに,この人の名前をテレビで見つけるとやりきれない気持ちで一杯になります.
 良い作品になったことが本当に救いだと思います.
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